テニスとはなんぞや？ ラケット、ガット、グリップ、ショットテニスのいろいろな要素をひとつひとつ紐解いてみるのもまた面白いかも。

いくつものテニススクールを渡り歩いた経験から、
コーチの教え方には大変な違いがあるうえ、グラウンド
ストロークの種類についてきちんと教えるコーチは
ほとんどいなかった。
唯一、あざみ野ローンの元チーフコーチだけが、最初に
グラウンドストロークには、１６種類があることを教えて
いた。
即ち、
フォアハンドＯＲバックハンド
厚いグリップＯＲ薄いグリップ
トップスピンＯＲバックスピン
ストレートショットＯＲクロスショット
この組み合わせで１６通り。
たいていの素人はこのうち、せいぜい２種類打てれば
良い方だろう。なぜならスクールでは種類があることすら
教えないから。実技オンリーで、理論の時間など無いこと
も当然。
しかし、当時のあざみ野ローンでは、実際に１６種類を
打たせてみて、その中から自分のベストショットを選ばせ
る方法をとっていた。
勿論フォアハンドｘ厚いグリップｘバックスピンとなると
ドロップショットくらいにしか使えないが、実際にこういう
組み合わせがあって、そのショットを打ったことがあるか
どうかは、試合で使えるかどうかを決定的に左右する。
なぜ、日本中のテニススクールのコーチは、この重要な
ことを生徒に教えないのだろうか？